6.冬のリヴィエラ
作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一
彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ
今ならホテルで寢ているはずさ
泣いたら窗邊のラジオをつけて
陽氣な唄でも聞かせてやれよ
アメリカの貨物船が
棧橋で待ってるよ
冬のリヴィエラ 男って奴は
港を出てゆく船のようだね
哀しければ哀しいほど
默りこむもんだね
彼女(あいつ)は俺には過ぎた女さ
別れの氣配をちゃんと讀んでて
上手にかくした旅行鞄に
外した指輪と酒の小罈さ
やさしさが霧のように
シュロの樹を濡らしてる
冬のリヴィエラ 人生って奴は
思い通りにならないものさ
愛しければ愛しいほど
背中合わせになる
皮のコ一トのボタンひとつ
とれかけて サマにならない
冬のリヴィエラ 男って奴は
港を出てゆく船のようだね
哀しければ哀しいほど
默りこむもんだね
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